トランペット奏者であり、バンドリーダー、ソリスト、そして指導者として活躍された故:クラウド・ゴードン(Claude Gordon)氏が自ら設計に携わり開発・販売された楽器で、氏の名を冠してC.G.Selmerと刻印されている。製造はUSA Selmer社(Bach)で、世に2000本しか出回っていないとされる楽器...。
ゴードン氏の弟子で、国内において氏の指導法を提唱し、自らもバンドリーダー、指導者として活躍されている、杉山正先生の紹介で購入した。その個体は、ゴードン氏の自宅に置いてあった最後の選定品と言われている。
ボア470、4-3/4ワンピースベル(イエローブラス)、管体が極薄でマウスパイプもニッケルシルバー、軽い吹き心地ではあるが、製造がBachなためか、特有の落ち着きのある音色が楽しめる。
ゴードン氏や楽器については、杉山先生のホームページに詳しく掲載されているので、参照されたし。http://www.masashisugiyama.com/cgtp.html
大切にします。
ベンジのクラウド・ゴードンモデル...ただし量産型でしかもシルバープレート。
基本的なセッティングは、ライトウェイト&ラージボアの6Xをベースに、ベルだけ468ボアのものが装着されている。ベルはイエローブラス
本来のC.G Bengeは、ラッカーが基本でフィンガーボタンがメタル、1stスライドのサムフックなし、ベルの付け根にCGの刻印だそう。この後量産型は、2ndバルブケーシングにCGの刻印、フィンガーボタンも貝があしらわれている。輸入元のZENONのタグも残っている。
外装は、前のオーナーがヤスリで表面を擦ったために、サテン仕上げ風になってしまっている(恐らく表面が酸化して黒くなったのを落とそうとしたと見受けられる)。
音色は明るく温かな印象で、BachやYamahaとも違った魅力がある。C.G Selmerとも若干違う印象。
ただ、個体の問題なのか?1番ピストンを押した時の倍音列(特に実音C※第4線)のピッチが低めな為、注意が必要。
ヤマハのプロモデルEb/D管...ブラスアンサンブルの持ち替え用。
いきなり余談だが、前のオーナーがほとんど使っておらず、新古品状態で割安で購入できた。
Mボア・ベル:イエローブラス1枚取り(径120mm)・銀メッキ・ライトウェイト
ヤマハのシルキー系?(ライトウェイト)の流れを組む楽器で、チューニング管もリバースになっている。なので立上りや吹き心地は軽快!ヤマハらしくイントネーションも良し。ピッチが安定しないのは奏者の私が悪い(><)。
メーカーホームページ ←Click!
必要に迫られて、2年くらい前に購入...XOブランドのC管。
ベルはGBながら明るめで艶のある音色がする。師匠の先生から試奏してもらった時、ピッチも問題ないとのお墨付きを頂いた(^O^)v。
国内では、眞田貿易さんで発売している「ZORRO」トランペット(現在QueenBrassブランド)がとても評判が良く、世界的に評価を高めているホクソン社のピッコロトランペット。
輸入・販売店のJoybrassさんのコメントによれば、「台湾の多くのメーカーが実質的な生産拠点を中国へと移転するなか、ホクソン社はすべてのパーツを台湾で製作することにこだわり、常に高い品質を保っている新進気鋭メーカーです。 」との事。
A管・Bb管ようのマウスパイプに、コルネットシャンク、トランペットシャンクの2種類が選択できる。
それに、バルブキャップ、ボトムキャップ共にウェイトが替えられるようになっており、自分の好みに合わせてセッティングすることが可能。
取り回しが楽なので、持ち替え楽器としては必要充分。
残念ながら、僕の技量がまだまだ不足している...ということ(泣)
ZORRO君に彫刻を彫ってもらった。
↑上の写真は2014年...深く彫ったところの真鍮の酸化が進んで模様が浮き出ている。
→右の写真は、彫った直後(2004年頃)の写真。
出来映えに大感激!!
このZORROはラッパを始めて、初めて買った楽器ということもあり、一生手放せない(だろう)大切な楽器(^O^)。
僕がコメントするには及ばない程、定番中の定番な楽器。
メーカーHPより...
"Stradivarius" - .459" Medium-large bore, standard weight body, standard weight yellow brass one-piece hand-hammered #37 bell, standard construction #25 mouthpipe, monel pistons, clear lacquer finish. Comes with Bach 7C mouthpiece and a zippered Cordura covered wood shell case
37ベルの、25マウスパイプ...ベルの材質、メッキの違いはあれど、日本では一番出回っている仕様。この楽器自体は、シリアルNoから、1980年代の製造と思われる。
吹奏楽での練習や本番で何度か使用。 明るすぎず、暗すぎず...吹き方次第でクラリネットとのブレンドも良し。よく音が響き渡り、明瞭なアタックや全音域均質な鳴り(楽器の個体差が大きいですが)といったオールマイティーさも、この楽器の魅力かと。勿論、ジャズ・ポピュラーでも使っている方はたくさんいらっしゃる。
メーカーHP:http://www.bachbrass.com/
XENOのラインナップで唯一リバースチューニング管を採用した、元NHK交響楽団の佛坂咲千生先生が監修したモデルと言われていますね。適度な楽器の重量感と心地よい息の流れにより、落ち着いた音色とスムーズな演奏が両立した楽器です。
YL-IIベル、MLボア、ゴールドブラス1枚取り...マウスピースレシーバーが若干厚め、第1、第3トリガー共リング状になっていて、外観上も特徴のあるデザイン。
どんなシーン、ジャンルでも使え取り回しもラク...とても良い楽器だと思います。
残念ながら、生産完了品となりました。後継機種は"YTR-8345RS"。
余談ですが、私の所有ではなくカミさんの楽器です。
1970年代に製造されていた当時のプロモデル。
Mボア ・127mmベル ・リバースチューニング管 ・イエローブラスベル ・銀メッキ仕上げ
当時シルキーとの技術提携のもとに生産された時代の個体で、現行のZシリーズや83シリーズの原型といえる根強い人気のあるモデル。Mボアゆえ、ライトウェイトで扱いやすい割に、落ち着いた芯のある音色も出せる表現力豊かな楽器。 ※当方の主観ですが...。
日本管楽器製造(日管)の製造で恐らく1969~1970年あたりの楽器です。
当時の日管のトランペットのラインナップは、TR-1・TR-2があり、TR-1はインペリアルグレード(上位機種)で、TR-2はカレッジグレード(量産型)という位置付けのようです。後にTR-2からTR-3へモデルチェンジしたようです。詳しくは、http://sound.jp/imperiale-japan/ ←こちらのサイトが詳しく解説されています。
吹いた印象は、抵抗感は強めでコンパクトにまとまった感じがあり、音色はとても明るく華やかです。ベルのシェイプが細めで開きが急な形状がそうさせているのだと思います。
年数の割りにとてもきれいな外観で、修復歴も無し...大事にしたいと思います。
↑ Monetteではありません(笑)。
マックコーポレーションがプロ用に企画・製作したハンドメイドのラッパです。
国内初入荷3本の内の1本...シリアルNo.も"00002" メーカーから試奏で送ってもらって、そのまま購入...。
ノーラッカーでヘヴィウェイト..."楽器の鳴り(素質)をそのままに"というコンセプトというメーカーの意図がしっかり伝わってくる楽器かと思います。 とても素直な楽器で、ツボに入ると気持ちのいい鳴り方をしてくれます。でも、力んだ吹き方をすると途端に応えてくれず、ごまかしがきない面もあります。 ↑ 要は、下手さ加減がそのまま露呈しちゃうって事...笑。
音色は中低音域は倍音豊かな暖かみがあり、高音域になると華やかになります。 自分にとってJazz~Classicで演奏を楽しむことについて、ニュアンスは違えど声は一緒だと思っていて、楽器も双方のシチュエーションで楽しめるセッティングだったら楽しいと思って使用。
バルブアクションや各接合部、管内の切断面などの仕上げもしっかりしていて好感が持てます。
http://www.maccorp.co.jp/MCB/index.html
※2012年9月売却
(株)グローバルで企画・販売(生産は台湾のJupiter社)されている...って、説明不要な程人気ブランドになった。価格帯も上位機種から見ると若干リーズナブル。
使用用途、志向を突き詰めた高級車ではなく、広く受け入れられる購買層設定っていうところか? 程良い抵抗感、音程の良さ、表現のし易さ...全体的に"ちょうどいい"感じ。
ラッパもトロンボーンも、ベルの材質としてイエローとか、ゴールドとか、希にレッドとか選べる...僕は結果的にイエローが好み。
※2015年4月売却
→当然ですが、購入当時はピカピカ...
ノーラッカーなので、使用頻度に伴いどんどんくすんでゆく...f^_^)。
※2015年4月売却
KING社のトランペットって...実はイマイチ解っていない。今はConn-Selmer社の傘下だし(Bachもこの傘下)、その前はU.M.I(United Musical Instrument)だったりで、ConnとKing各メーカーで同一の機種を販売していたりしていた。
この”Tempo 600”は会社が合併する前からこのデザインで販売されていたので、King社のオリジナルデザインと思って差支えないだろう。※現行モデルは"Tempo601"として、1番トリガーも付属したモデルとなっている。
イエローブラスベル、MLボア...外観はスリムで横長な印象を受ける。事実マウスパイプの直線部は他のメーカーより明らかに長めである。そのためか、息の入り方が幾分タイトで、音の当て方(ツボ?)も狭い印象で、しっかり狙って演奏しないと音を外してしまう(あくまで自己の技術レベルで)。
音色は明るく華やか!
※2016年1月売却